
先日購入、そして初使用した16アルデバランBFS XG。
デビュー戦で50アップをキャッチという、良いスタートをきることができました。
「優れた巻き感度」と「滑らかなエキサイティングドラグ」で、快適に釣りをすることができました。
私としては、小型プラグの巻き物リールとして、非常に使いやすい。
新品リールを一度釣行で使ったので、今回も1回使用後のオーバーホールを行います。
現状では、ハンドルを回すと若干シャリ感が感じられます。
また、XGなので少しハンドル回転が重いです。
16アルデバランBFSは、今までのシマノリールより少し構造が変化、そして複雑化しています。
その新しい構造のネジで、今回は大失敗をしてしまいました!
16アルデバランBFSのオーバーホールでやらかした大失敗をご紹介します。
ハンドル部から分解
それではまずは、ハンドルを分解。
ワッシャーの枚数が少なくなっていますね。
分解したパーツは順次パーツクリーナーへ投入していきます。
次は、ボディ本体のネジを外します。
それにしても、ネジが多いです。しかも、種類・長さ・太さが違います。
ボディ開封
16アルデバランBFSではネジ頭が平たいモノが増えています。
きちんとネジの場所がわかるようにしておきましょう。
ギア部分の外観、複雑なクラッチツメ
本体をオープン。ギアの仕組みは17スコーピオンBFSと同じですね。
しかし、クラッチツメの構造が従来のモノから変化しています。
複雑になって面倒くさい…。
また、従来のモノとの構造の変化として、クラッチヨーク、クラッチカムを固定するネジがスプール側についています。
更に本体Aシートの固定ネジも。
16アルデバランBFSは、他のモデルよりネジが多いです。場所がわかるようにならべておきましょう。
ギア組は、下の写真のようになっています。
ピニオンギアを拭くと、黒い汚れが少しとれました。
ドライブギア軸のネジ穴が潰れる!
ここまでは順調。
しかし、この後に悲劇が発生しました!
16アルデバランBFSはドライブギア軸のベアリング等が、Eリングではなく、ネジで固定されています(16メタニウムMGLも)。
このネジが、
こうなっちゃいました…。
ネジ穴をなめてしまった!!
実は、このネジは逆ネジだったんです。
普通のネジは反時計回りに回して外しますが、このネジは時計回りに回して外します。
そのようなわけで、ネジ穴を潰してしまいました。
皆様もお気を付けください
なお、左ハンドルモデルは逆ネジでしたが、右ハンドルモデルは通常通りの反時計回りです。
そのようなわけで一時中断。
ネジザウルスPZ-58モデルを急いで買ってきました。
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このネジザウルスで、無事にネジを外すことができました。
もちろん、潰れたネジは新たに発注を頼みました。到着後、付け替えます。
気を取り直して残り部分を分解
次はウォームシャフト組。
Eリングが使われているのは、ここに2か所だけです。
ついでに、本体Bを固定するカムレバーや固定板もばらして洗浄。
本当に、16アルデバランBFSはネジや小さいバネが多いです.
後はハンドルノブやBRツマミもばらして、分解終了。洗浄後、新たにボアードのグリス・オイルを塗って組立です。
組みあがった16アルデバランBFSは、シャリ感も無くなって滑らかになり、またハンドルの回転も軽くなりました。
後は、ドライブギア軸のネジを到着次第、交換ですね。
“16アルデバランBFSのオーバーホールの注意点【逆回しのネジ穴】” への1件のフィードバック