シマノ 17スコーピオンBFS

この記事では、シマノの17スコーピオンBFSのオーバーホールの様子をご紹介します。

17スコーピオンBFSの購入目的の一つが、シャッドラップなどの軽いバルサルアーをフロロ8~10lbで投げるためです。

一度釣行に行き、シャッドラップSR5を違和感なく投げることができて、満足な釣りをすることができました。

しかし、かなりグリスがベットリと塗られていて、少し巻きが重くなっているように感じました。
ハンドルノブも、グリスがベッタリなため、全く回転しません。

一度釣りを行ったことで、リールをしっかり回してギアの慣らしができたと思うので、さっそくオーバーホールの時間です!!

ほぼ新品でもオーバーホールした方が良い理由

1年ぐらいリールを使ってからオーバーホールをする人が多いですね。
しかし私は、新品リールを1~3回使用した後にオーバーホールした方が良いと考えています。

突然ですが、私は第二次ミニ四駆ブームの世代です。その時、ミニ四駆の組み立てテクニックとして、ブレークインがありました。
新品のミニ四駆をまずグリスなしで組み立て、空回しを10分ほど行うのがブレークインです。

これによってギアの角等が取削られるので、より性能が引き出されるのです
ブレークイン→清掃→グリスアップ、という流れです。

私にとって、最初の釣行がブレークインに相当します。

新品のリールを購入した時、クランク等の抵抗のあるプラグをグリグリ巻きまくってギアに負荷をあたえ、その後オーバーホールを行っています。
これをすると、巻き心地が更にヌルヌルになります!

また、使い始めに発生するギア等の細かい粉末ゴミをオーバーホールで取り除くことで、リールの寿命も延びると思います。

やはり新品の時は一番ギアの削れ等も発生すると思うので。

サイドボディの取り外しとトラブル発生

ハンドルを外していき、ボディのネジを外すところでいきなり2つのネジ穴を少しなめてしまいました…。

17スコーピオンBFSのボディのネジ

いえ、しかしこれは工場での組み立ての時に強く締めすぎだと思うのです!

かなり力を入れてドライバーを押しながら回したのですが、それでもネジが回らず、なめてしまいました…。
尋常じゃないぐらい硬かったです。

また、ボディを開けると、なぜかボディカバー内の突起物が2か所潰れています!?

ボディ内部の突起の潰れ

17スコーピオンBFSの突起潰れ

シマノのマレーシア工場の人、何か組み立て失敗しているんじゃないですか…?

ボディ内部の様子

17スコーピオンBFSのドライブギア

今のBFSシリーズはドラグ音が鳴りますので、ドラグ部分の構造が普通のベイトリールと違いますね。

ノーマルのスコーピオンのギアと違い、BFSモデルは超々ジェラルミンのギアが採用されています。

17スコーピオンBFSのドライブギア組

これがドライブギア組です。
ドライブギアに丸い穴が開けられていて、そこにドラグの音出しピンが追加されています。

完全分解と洗浄

完全分解した17スコーピオンBFS

マグネットブレーキは分解していませんが、それ以外は全て分解、そしてパーツクリーナーで洗浄を行いました。
ギア等の一部のパーツは、柔らかいブラシと洗剤で清掃しました。

パーツクリーナーの汚れ

新品一回使用しただけですが、細かい粉末ゴミがあります

その後休憩も兼ねて、洗浄したパーツを2時間ほど乾燥させた後、組み立てを開始します。

私が使うグリスとオイル

現在、私はBORED(ボアード)製のオイル・グリスを使用しています。

オーバーホールで使う、ボアードのオイルとグリス

使い分けとしては、

  • クラーケン(低粘度オイル)…スプールシャフト軸のベアリング。
  • ライトデューティー(中粘度オイル)…スプールシャフト軸以外のベアリング。
  • LDG(柔らかいグリス)…ウォームシャフト関連のギア、クラッチカム等メインギア以外。
  • THG(少し粘度があるグリス)…ドライブギア、ピニオンギア。

という感じで使用しています。

Boredのオイルやグリスについては、「オーバーホールで使うオイルとグリスは全てBORED!【高い耐久性】
」の記事で解説しています。

ウォームシャフトの組立

まずはウォームシャフトから組み立てます。

スコーピオンBFSのレベルワインダーの組立て

メタニウムMGLではウォームシャフトピンが樹脂になったようですが、17スコーピオンBFSは金属製でした。

クラッチ部分の組立

次は、表面保護も兼ねてフレーム表面に薄くグリスを塗ります。

スコーピオンBFSのボディにグリスを塗る

そしてクラッチのパーツをはめていきます。

17スコーピオンBFSのクラッチを組立て

クラッチカム等の駆動部分にはしっかりグリスを塗りましょう。

クラッチヨークにグリスを塗る

クラッチカムには柔らかいグリスの「LDG」を使用しました。

ギア組の組立

次は、ドライブギア軸の組立です。
Eリングの付け外しは、私は大体「マイナスドライバー」で行っています。

動ライブギア軸のギアとベアリングをEリングで固定

完成までもう少しです。

スコーピオンBFSのドライブギア軸を取り付ける

ドライブギアには音出しピンを付けるための穴が追加されています。そこにピンやバネを入れます。

ドライブギアと音出しピンの取り付け

組立後、ボディについたグリスをふき取って完了です。

スコーピオンBFSのオーバーホールが完了した

17スコーピオンBFSのオーバーホールまとめ

組立後にスコーピオンBFSのハンドルを回すと、回転がかなり軽くなっていました
新品の時はギアの歯面にグリスが多い訳ではなく、余計なところにベッタリついていて、それが回転を重くしています。

また、新品の個体のハンドルを回すと、よくウィンウィンウィンと音が鳴る事がよくあると思いますが、このスコーピオンBFSはオーバーホールすると音鳴りも小さくなり、またシットリとした巻き感になりました。

個人的には納得のいく出来になりました。次の釣行から本気で使いこみます!