カシータスMGLをオーバーホール 【分解編2】Eリングに注意

シマノの「カシータスMGL」のオーバーホール記事3部作の2番目。

この記事では、ドライブギア軸レベルワインドクラッチ部分の分解を行い、カシータスMGLを完全にバラバラするところまでを解説します

前回の記事では、カシータスMGLのボディを開封して、ギア組の分解まで行いました。

完全分解しなくても、このあたりまで分解して、しっかり清掃・グリスアップしたならば、リールの具合はだいぶ良くなります。

しかし、さらに完璧な状態を求めるならば、今回紹介する「ドライブギア軸の分解」や「レベルワインダーの分解」を行わなければなりません。

そこにはEリングや小さいバネといった難敵があります

慎重に作業をすすめましょう。

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ドライブギア軸の分解

2本のネジを外して、ドライブギア軸を取り出します。

ドライブギア軸を取り出す

そして、ベイトリールのオーバーホールの難関、Eリング外しです

私は小さめのマイナスドライバーを使って外しています。

写真のように、Eリングの隙間にマイナスドライバーの先端を入れ、クルリと回してテコの原理で外します

外すとき、Eリングを飛ばして失くさないように注意です(^-^;

ドライブギア軸のEリングをマイナスドライバーで外す

 

マイナスドライバーの先端を回して押し出すと、このように外れます。

外れたEリング

白いウォームシャフトギアは、写真のようなピンとバネで固定されています。

ドライブギア軸の中のピン

ピンとバネ

3mmぐらいの大きさなので、これも失くさないように注意です。

これでドライブギア軸の分解が完了しました。

分解したドライブギア軸

レベルワインドガードの取り外し

レベルワインドのカバーを外します。これはネジ1本外すだけなので簡単です。

また、カバーを外すと、レベルワインドのガイド棒も外せます。

レベルワインドのカバーを外す

クラッチ組の取り外し

このクラッチカムの部分は、写真の左下のバネによって、一定の圧力がかかっています

分解する時、場合によってはバネが外れて、パーツがピョ~ンと飛んでいってしまうことがあります(^-^;

白いクラッチカムパーツを押さえながら、慎重にネジを外しましょう。

クラッチカムを押さえながら外す

ネジとクラッチカム押さえ板を外しました。

この状態で白いクラッチカムを引っ張ると、バネやクラッチツメが勢いよく飛んでいきます!!

指で押さえながら、ゆっくり外します。

押さえ板を外したクラッチカム

クラッチパーツを外し終えました。

クラッチカムを外した様子

 

クラッチツメバネですが、これも正しい向きがあります。

バネの足の長い方が、ボディの穴に入ります

逆に付けないように!!

クラッチツメバネ

最後にクラッチレバーを固定しているネジを外します。

クラッチレバーのネジ

クラッチ組の分解が完了しました。

 

クラッチ組の分解が完了

あと一つ。クラッチレバー受けも外し忘れないでください。

裏から押せば、簡単に外れます。

クラッチレバー受けを外す

レベルワインド組の分解

分解もいよいよ大詰め。レベルワインドの分解です。

まず、レベルワインド受けをマイナスドライバーで外します。

レベルワインド組の分解

 

ここに座金が一枚入っています。気づかずに紛失してしまわないように!!

座金とウォームシャフトピンを外します。

座金とウォームシャフトピン

 

次はウォームシャフトを固定しているEリング外しですが、その前に、邪魔な本体のカムレバーも外します。

ウォームシャフトのEリング

ここにも小さい音出しピンバネがあります。注意!!

ウォームシャフトのEリングと音出しピン

その後、Eリングを外します。

ドライブギア軸の時と同様に、マイナスドライバーの先端で外しました。

 

ウォームシャフトが外れました。

外したウォームシャフトギア

ウォームシャフトギアをずらし、ピンを抜いて分解します。

ウォームシャフトギアのピンを抜く

 

レベルワインド組の分解が完了しました。

これでリール本体の一通りの分解は完了しました。お疲れ様です(^_^)

ウォームシャフトギアの分解が完了

サイドボディのパーツ、ハンドルの分解

あとは、サイドボディのベアリングも外して清掃しましょう。

こちらのベアリング固定バネは、私はピンセットで外しています。

サイドボディのベアリング

こちらのメカニカルブレーキバネは、バネと本体の間にマイナスドライバーなどを入れてスライドさせていくと外せます

サイドボディのベアリングとバネ

最後にハンドルノブの分解です。

カシータスMGLのハンドルノブを分解

分解完了!!

これで、全ての分解の工程が完了しました(^_^)

分解したカシータスMGL

写真のように、分解した順番にキチンと並べておくと、組み立てる時も楽になります

あとは、パーツクリーナー等で掃除が終わったら、しっかり乾燥させた後、組立開始です。

パーツクリーナーと洗剤で清掃

私は分解時に、随時パーツをクリーナーへ投入していますが、それだけでは汚れは落ちません

グリスやオイルの油分が落ちるだけです

ドライブギアも、表面や歯面にゴミがついたままです。

カシータスMGLのドライブギア

私はパーツクリーナで汚れ・油分を落とした後、分解パーツをのせたトレーを持って、洗面台へ行きます。

そこで、歯ブラシと洗剤を使って、やさしくブラッシングして汚れを完全に除去します(^_^)

その時、小さいパーツを流してしまわないよう注意が必要です(^-^;

 

参考情報ですが、ブラシでこすると、汚れや金属粉でギアの歯面にキズがつくと仰っている方もおられます。

私はパーツクリーナーと水道で汚れを落としているので、”まあこれで大丈夫だろう”と思って洗剤をつけたブラシで掃除しています(^-^;

そもそも、細かい所はブラシしないと汚れがとれません。

一応、柔らか極細のブラシを使用しています。

 

パーツを掃除した後は、ベアリングの掃除です。

回すとしっかり回転するようになるまで、パーツクリーナーで清掃します。

ベアリングチェックツールとパーツクリーナーで洗浄

ベアリングチェックツールがあると便利です。

これで分解・清掃は完了です!!

しっかり乾燥させた後、組立て開始です。

組立て編は、次回の記事でご紹介いたします。

巻き心地が確実に良くなりました(^_^)

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