カシータスMGLをオーバーホール 【組立編】巻き心地アップ!

シマノの「カシータスMGL」のオーバーホール記事3部作の最後、【組立編】です。

全分解したカシータスMGLの組立の工程をご紹介します。

前回までの2つの記事で、シマノのカシータスMGLのオーバーホール・全分解の工程を紹介してきました。

感想としては、カシータスMGLは構造がシンプルで、他の上位機種やダイワのリールよりも作業がやりやすいリールでした

初めてオーバーホールをする人にも作業しやすいリールだと思います。

それでは、グリスアップと組立を開始します。

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ハンドル・ボディのサイドプレートの組立

カシータスMGLのベアリングは、スプールを支える2つ、ピニオンギアとドライブギア軸のベアリング、合計4つです。

最初にオイルを挿して、簡単な部分を先に組んでおきます。

洗浄したベアリングにオイルを注す

ピニオンギア、ドライブギア軸のベアリングには、粘度が高いオイルを挿します

 

ハンドルの組立。

ハンドルノブは全てカラーになっています。ここはベアリングに変更しても良いですね。

組立てたカシータスMGLのハンドル

 

本体Aの組立。ベアリングを入れて、バネを押し込みます。

私はローラークラッチベアリングにもオイルを注し、綿棒をつかって馴染ませます

先にサイドボディの組立てを終わらせる

メカニカルブレーキノブのネジ溝には、薄くグリスを塗ります

ベアリングの抜け止めバネ

反対側の本体Bにもベアリング、抜け止めバネを付けておきましょう。

レベルワインドの組立

ボディ表面に薄くグリスを塗った様子

まず、ボディ表面に薄くグリスを塗ります。

クラッチカムは駆動部分なので擦れますし、腐食防止にもなります。

 

グリスを塗って、ウォームシャフトとギアを組立てます。

ウォームシャフトギアの組立て

 

レベルワインドとパイプをボディにはめ込みます。

ウォームシャフトギアとレベルワインドの組立て

 

そして、組んだウォームシャフトをパイプの中に差し込みます。

パイプの中にウォームシャフトを入れる

 

ウォームシャフトの反対側に、座金Eリングをはめ込みます。

オイルかグリスを薄く塗ってください。

ウォームシャフトギアをEリングで止める

 

ガイド棒をレベルワインドに通したら、ウォームシャフトピンをウォームシャフトの溝にはまるように入れてください。

そしてワインド受けをマイナスドライバーで閉めます。

ワインド受けを閉める

 

そのあと、本体とサイドボディを固定するカムレバーを取り付けます。

小さい音出しピンを忘れてはいけません。

カムレバーの取り付け

そして、レベルワインドガードを取り付けます。

レベルワインドガードを取り付けた

これで、レベルワインド組の組立ては終了です。ウォームシャフトギアを回して、きちんと動くか確認してください。

クラッチ組の組立て

まずはクラッチプレートとクラッチレバーを取り付けます。

クラッチプレートは稼働するので、しっかりグリスを塗ってください

クラッチプレートにしっかりグリスを塗る

 

ベアリングをはめた後、クラッチカムを取り付けます。ここがすこし難しい箇所です。

クラッチツメバネは、足の長い方を本体の穴に入れます

クラッチカム、クラッチツメと組み、クラッチツメの突起をクラッチプレートの穴に入れるように取り付けてください。

バネの圧力がかかっていますが、部品を飛ばさないように気を付けて、ぐっと押し込んで取り付けてください

その後、座金と押さえ板を取り付けて固定します。

クラッチの座金と押さえ板を取り付けた写真

ドライブギア軸の組立て

まず、ドライブギア軸にピンとバネを入れます。

ドライブギア軸の組立て

そして、ピンとギアのヘコミを合わせるように、ギアを押し込んではめます。

ドライブギア軸にギアをはめる

そして各パーツを取り付けた後、Eリングで固定します。

私は写真のように、マイナスドライバーでEリングをはめ込んでいます。

ドライブギア軸のEリングを付ける

 

ネジで本体に固定して、ドライブギア軸の組立ては完了です。

ドライブギア軸の取り付けが完了

ドライブギア・ピニオンギアの組立て

ストッパーギアドラグ座金を取り付けます。

ストッパーギアは、フチが局面になっている方が上向き(ハンドル側)です。

カシータスMGLのストッパーギアとドラグ座金を付ける

 

ドライブギアドラグ座金ドラグ板を取り付けます。

ドラグ板は、膨らんでいる面が上です。

ドライブギアの取り付け

ギアの歯面にグリスを塗るとき、私は筆で塗っています

筆の方が、しっかり歯の奥まで塗れるます。

指や爪楊枝でのばして塗るのもアリだと思います。

チリがつかないように、マイナスドライバーの先にグリスをつけて塗っておられるプロもいますが、私はギアを傷つけることが怖いので、筆で塗っています(^_^;)

 

最後に、ピニオンギアクラッチヨークバネを取り付けます。

ピニオンギアの内部には、オイルを挿しておいてください。

クラッチヨークとカムが動くことで、クラッチを切ることができます。なので、表面にちゃんとグリスを塗ってください。

ギアのグリスアップが終わったカシータスMGL

本体カバー、ハンドルの取り付け

本体カバーをはめ、ネジで固定します。

そして座金を2枚取り付けます。

写真のように、座金のふくらみが反対を向くように取り付けてください

正しい座金の向き

 

スペーサーを入れ、ナットで固定します。スペーサーは、灰色の面がハンドル側です

座金とスペーサーをナットで固定

スプール、反対側のサイドボディも取り付けます。

カシータスMGLのサイドボディをネジで取り付ける

 

バネを入れた後、スタードラグを入れます。

ナット、ドライブギア軸、スタードラグの向きを合わせて、ぐっとはめ込みます。

スタードラグの組立て

スタードラグを押さえたまま、ハンドルを付けて、ナットで固定します。

固定後、ハンドルの回転、スタードラグの動き、ドラグがしっかり効くかを確認してください。

問題なければ、リテーナを取り付けます。

ハンドルのナットをレンチで閉める

カシータスMGLのオーバーホール完了!!

これでカシータスMGLの組立ては終了です!!

お疲れ様です(^_^)

オーバーホールが完了したカシータスMGL

ハンドルを回すと巻き感が全く違います!!

オーバーホール前はウインウインと音鳴りして、もうすぐゴリ感がでそうだった状態でしたが、ものすごくヌルヌルとハンドルが回ってくれます

それでいて、オーバーホール前より巻きが軽くなりました。ヌルヌルと軽快にスルスル回る、ヌルスルな感触です!!

うまくオーバーホールできると、1ランク・2ランク上の機種になったかのように、リールの巻き心地が良くなります(^_^)

 

MGLスプールを備えて、素晴らしいキャスティング性能を持つカシータスMGL。

全体が樹脂ボディですが、定期的にオーバーホールすれば、長期間あなたの相棒として活躍してくれるでしょう。

シンプルな構造なので、オーバーホールをやりやすい機種でもあります。

皆さまもオーバーホールに挑戦してみませんか?(^_^)

上手くいったときの達成感は、なかなか良いものです。

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