17クラドKと14スコーピオンのボディの違いに見たシマノの本気

昨日の記事では、17クラドKの外観や主要スペックを紹介しました。

マイクロモジュールギア新型SVSインフィニティ貫通式のクラッチ等が一目でわかる変化でした。

14スコーピオンよりもボディがガッチリと頑丈な感じで、完全に別物のリールでした。

ところで、私は過去記事にもあるようにリールの分解が好きで、今回も早々にクラドKの分解図を眺めます。

すると「おお!? 14スコーピオンと構造が変わっているやん!?」と興奮する場面がありました(^_^)

(一般の多くの人には感動を共有してもらえないかもしれませんが……(^-^;))

 

今回は、クラドKと14スコーピオンのボディデザインや構造の違いについて、分かったところを解説したいと思います。

一部を除き、性能に直接影響を与えるようなものではありません。

しかし、そこにクラドKにかけるシマノさんの意気込みが見えてきます

スポンサーリンク

アンタレスと同じ!? サムレストとフレームが別パーツ

分解図を眺めていて最初に驚いたことが、メインフレームとサムレスト(サムバー)のパーツが別々になっていたことです。

シマノ クラドKの分解図

今までこういう構造はアンタレスだけで、メタニウムやクロナーク、スコーピオンは全てメインフレームとサムレストは一体となった一つのパーツでした。

 

「別々だと何が変わるの?」と質問されると、

「さあ? わからない(^_^;)」という感じですが……。

 

ただ、広い面積のサムレストがアルミから樹脂に変わっているならば、重量が軽くなっているはず。

しかし全体として重量は少し増えているので、軽くした分どこかフレームの厚みを増している……?

ただの分解好きの妄想です(^_^;)

ただ、これでボディが旧モデルの流用ではなく、新しくデザインされていることがわかりました。

そして色々見ていくと、更に細かい変化が分かってきました。

ローラークラッチ部にベアリング増設

スタードラグ~ローラークラッチ部の間にベアリングが増設されています

この部分のベアリングはかなり重要だと思います。

クラドKのローラークラッチ部のベアリング

シマノのロープロのリールでは、この部分のベアリングはアンタレスにしかありませんでした。

しかし16メタニウムMGLにもこの部分にベアリングが増設されたことで、巻きトルクが向上

 

メタニウムMGLの発売当初、「ボディは13メタニウムと同じなのに、巻き心地がとても良くなった」という評価が多く出ました。

それに最も貢献しているのが、この部分のベアリング増設だと言われます。

アルミフレームのクラドのローラークラッチ部にベアリングが増設されたことで、より巻き上げトルクが向上するでしょう

メカニカルブレーキノブのバネが無くなった

14スコーピオンには、メカニカルブレーキノブ部分のベアリングの緩み止めとして、バネが入れられていました。

スコーピオン200のメカニカルブレーキノブのバネ

 

しかしクラドKでは、アンタレスやメタニウム、アルデバランと同じ抜け止めバネに変わっていました。

クラドKのメカニカルブレーキの構造

まあ、これによって性能が変化することはないと思います(^_^;)

しかし17クロナークMGLでさえ、らせん状のバネで固定されています。

それより下位モデルのクラドKのメカニカルブレーキノブが上位モデルと同じなので、実は本気でデザインされているのではないかと考えてしまいます。

ボディ表面のネジの位置が変更された

シマノのベイトリールは、上位モデルのボディのネジは隠すが、中位以下のモデルのネジは剥き出しになっている傾向があります。

14スコーピオンのネジは、このように目立つ位置に。

スコーピオン200のボディネジ

しかしクラドKは表面のネジを無くし、全て裏側になりました

 

表側のネジが無くなったクラドK

性能に何も影響を与えませんが、より上位モデルを意識したデザインになっています

ボディのサイズが大きくなった!?

リールを手に取っての第一印象は、”ボディが大きくなった“。

この部分は、私にとってはマイナス部分でした

 

具体的には、ギアボックス部分SVSのサイドハッチ部分の高さが増しています。

まず、下の写真が14スコーピオン。

スコーピオン200のギアボックス

 

次にクラドKのギアボックス。

クラドKのギアボックスの膨らみ

ドライブギアがある部分がふくらんでいることがわかります。

私がリールをパーミングした時、この部分に中指があたるので、ボディサイズが上がったことを強く実感します。

 

次にSVSのハッチ部分。

14スコーピオンを上から撮った写真です。

スコーピオン200のボディを上から見る

 

次がクラドK。

クラドKのボディを上から見る

SVSハッチの部分が中央から先端にかけて、角度が違うことが分かります。

 

14スコーピオンは先端にかけて尖っていく形で、三角形のような形になっています。

対してクラドKは、長方形型なことがわかります。

実際の所、14スコーピオンのボディの方が、私はパーミングしやすいです。

旧モデルの方がコンパクトにボディをしっかり包んで持つことができます。

上位モデルと見間違うクラドK、そして惜しいと感じる点

今回は、性能にあまり関わらないようなボディデザインの変化について検証しました。

そこからわかったことは、細かい部分も上位モデルと同じ作りで出来ているということです。

 

実際に見ても旧モデルより上質な感じがします。

エントリーモデルではない、真の上位のタフネスリールとして本気でデザインされたリールではないか、と考えてしまいます。

私の印象では、クロナークより上位モデルに見えてしまいます(^-^;

 

だからこそ残念なのが、MGLスプールが採用されていない点です!!

MGLスプールが採用されれば、よりキャスティング性能が上昇し、それこそ本当にクロナークMGLに負けないリールになったのに!! と思ってしまいます。

そして、ライバル機であるダイワさんのジリオンに負けないほどのリールになったのではないでしょうか?

マイクロモジュールギアを採用せず、代わりにMGLスプールを採用してくれた方が良かったのではないかと思います(-_-;)


Shimano Curado 201 K

Shimano Curado 201 HGK

Shimano Curado 201 XGK

とはいえ、間違いなくクラドKは14スコーピオンのシリーズより完成度とランクが高くなっています!!

スポンサーリンク