Cinnetic Sky Line

雑誌やインターネットではいろんなラインが宣伝されているけど、どのラインが本当に強いのか?
多くの釣り人が気になることですよね。

私は「マイクロメーター」や「ドラグチェッカー」という道具を使って、ラインの本当の強さを計測・数値化して調べています。

この記事では、現在までに私が計測した中で最も結節強度が強かったライン「SKY LINE」を紹介します!!

記事の内容
  • ライン系がパッケージの表記通り正しいか、マイクロメーターで計測。
  • 「SKY LINE」の結節強度を測定し、日本の最強ナイロン「ZO6」と比較。
  • 「SKY LINE」のインプレ、感覚や特徴を説明。

「SKY LINE」は「Cinnetic」というメーカーが、主にヨーロッパで販売しているラインです。

日本人にほとんど(全く?)知られていないラインでしょう(^_^;)

これはフロロカーボンで表面をコーティングしたモノフィラメントラインで、主にサーフフィッシングをメインターゲットに開発されたラインです。

そして値段も300m巻きで1000円前後と、コストパフォーマンスも良い。
そんな「SKY LINE」の性能を実際に数値化してご紹介していきます。


CinneticのSKY LINEとは?

「Cinnetic」はスペインの釣具メーカーです。

そして今回紹介する「SKY LINE」は、フロロカーボンで表面をコーティングしたモノフィラメント(単体繊維)ラインです

下記の文章は、パッケージの裏に書かれている説明文と、それをGoogle翻訳した文です。

Fantastic multi polymer with a great strength resistance. Its smooth surface is protected by a carbon coating film which increases its abrasion resistance and DURABILITY, key features when facing a competitionwith enough success guarantees. The SUPER CLEAR finish gives the line an extra feature thanks to its fluorocarbon coating, which is less perceptible into the water.

優れた強度抵抗を持つ素晴らしいマルチポリマー。 その滑らかな表面は、耐摩耗性と耐久性、十分な成功を保証することで競争に直面するときの重要な特徴を増加させるカーボンコーティングフィルムによって保護されています。 SUPER CLEAR仕上げは、フルオロカーボンコーティングのおかげでラインに特別な機能を与えています。

*パッケージ裏面より引用

「SKY LINE」の裏面パッケージの文章

多分、フロロカーボンで表面をコーティングしたナイロンラインではないでしょうか? DUEL社の「カーボナイロン」と似た製品だと思います。

実はフロロカーボンでコーティングされたラインは、海外では多くのメーカから販売されています。

ルアーフィッシングだけでなく、餌釣りようのラインでも、フロロコーティングラインはありました。
アメリカのラインでも存在するので、海外ではメジャーな種類なのかもしれません。

ライン径を計測する

海外で販売されているラインは、パッケージに表記されているラインの太さと実際の太さが違う場合があります。

パッケージ表記よりずっと太かったら、たとえ計測したラインの強度が強くても、意味がありません。

そこで、SKY LINEの太さをマイクロメーターで計測しました。

シンワのデジタルマイクロメーター

計測したのは、SKY LINEの0.22mm(0.229mm)です。

SKY LINEの0.229mm 7.30kgのライン

ラインの10か所をマイクロメーターで測定しました。

SKY LINE 0.229mmの計測結果 (mm)
  • 0.233、0.233、0.234、0.233、0.232、0.232、0.233、0.234、0.233
  • 平均値…0.233mm

計測の結果、「SKY LINE」ほとんどパッケージ表記のライン径と同じ太さであることがわかりました。

SY LINEのライン径をマイクロメーターで測定すると0.232mmだった

パッケージ表記より0.004mm太いですが、これぐらいは現在の日本で販売されているラインでも普通にあるので、問題ありません。

例えば、結節強度で比較するサンヨーナイロンの「ZO6」の8lb・0.235mmをマイクロメーターで計測すると、平均は0.243mmでした。
(パッケージ表記より0.008mm太い結果。)

サンヨーナイロンのZO6のライン径を計測すると0.243mmだった。

結節強度を測定する

結節強度は「ドラグチェッカー」を使って計測します。

ドラグチェッカーで計測することで、ラインを引っ張って切れた時の強度が測定でき、数字で知ることができます。

それぞれのラインを10回測定し、数字の平均値をラインの結節強度とします。

結節方法は「パロマーノット」です。

ドラグチェッカーでラインの結節強度を測定

SKY LINEの結節強度

それでは、「SKY LINE」の結節強度を測定していきます。

使う太さは、先ほどライン径を計測した0.229mmモデル(私の実測平均0.232mm)です。

SKY LINE 0.229mmの計測結果 (kg)
  • 4.0、4.3、4.4、4.5、4.2、3.9、4.3、4.0、4.2、4.0
  • 平均値…4.18kg (9.2lb)

10回の計測結果の平均値は4.18kg。これはポンドでいうと、9.21lbです。

「SKY LINE」0.229mmの結節強度を測定すると、4.2kgだった。

JGFAでは「0.235mmで8lb」という規格がありますが、「SKY LINE」はJGFAの規格より強い結節強度をもっていることが明確になりました。

日本の8lb規格の太さで、平均9.21lbの結節強度を持つことがわかりました。

「ZO6」の結節強度

「SKY LINE」の強さを明らかにするため、日本のナイロンラインの雄であるサンヨーナイロン最強の「ZO6」の結節強度を測定して比較します。

「ZO6」はプラスαlb設計のラインなので、JGFA規格を無視した強さのラインです。

使う太さは、計測した「SKY LINE」とほぼ同じ太さの8lbモデル(私の実測平均0.243mm)です。

ZO6 8lbの計測結果 (kg)
  • 4.0、4.2、4.1、4.1、4.0、4.0、4.1、4.0、4.0、4.1
  • 平均値…4.06kg (8.95lb)

10回の計測結果の平均値は4.06kg。これはポンドでいうと、8.95lbです。

ZO6より強い結節強度を出した「SKY LINE」

「ZO6」はプラスαlb設計のラインだけあって、8lbの太さでもそれ以上の強さである8.95lbの結節強度を数値で示しました。

しかし「SKY LINE」は、ZO6よりさらに強い9.21lbの結節強度を出しました。

ドラグチェッカーを使って測定して分かった数値の結果、「SKY LINE」が結節強度が最強のラインといえるでしょう。

…まあ全てのラインをテストしたわけではないので断言はできませんが、結節強度の最強の一角とすることは問題ないのでは?(^^;)

ちなみに「フロロリミテッドの強度と性能を数値化! フロロマイスターと比較」の記事で、シーガーの「フロロリミテッド・8lb」の結節強度を計測すると、平均7.05lbでした。


SKY LINEのインプレ

次は、実際に「SKY LINE」を使用した感想を紹介します。

柔軟性が高い

SKY LINEはとてもしなやか・柔軟です。ラインを触るだけでわかります。

5lbクラスの太さの0.189mmをスピニングタックルに巻いて使用しましたが、その柔軟性のおかげでキャスティングの飛距離が伸びました

フロロカーボンのラインより、かなり飛びます。しなやかなナイロンラインと同程度の飛距離です。

また、フロロカーボンで表面をコーティングしていて比重があるためか、ナイロンラインより少し深いレンジで巻けた気…がします(^^;)

論理的に考えれば、比重の重いフロロカーボンでコーティングされているので、ナイロンラインよりは少し比重が重いはず…。

しかし横風にラインが流される時の感じから言えば、フロロよりナイロン寄りの比重だと思います。

感度は普通

使用して好印象を受けたSky Lineですが、感度は普通でした(^^;)

平均的なナイロンラインの感度、といった感じでしょうか。

柔らかいラインのためかもしれませんが、もう少し感度が良ければ嬉しいのですが……。

SKY LINEのまとめ

実際の使用した感想や、引っ張り強度対決を踏まえて、Sky Lineの特徴をまとめます。

SKY LINEのまとめ
  • フロロカーボンでコーティングされたモノフィラメントライン。
  • ライン径の実際の太さは、パッケージ表記の太さとほぼ同じ。
  • 結節強度は、日本のJGFA規格の強度より強い。
  • ほぼ同じ太さなら、ナイロンライン最強候補の「ZO6」より結節強度が強い。
  • フロロカーボンよりしなやか・柔らかいので、キャスティングで飛距離が出る。
  • 感度は普通。

また、フロロカーボンでコーティングされているので、ナイロンラインの弱点である吸水による劣化を防げるのではないでしょうか?

そうならば、この強い結節強度が普通のナイロンラインより長く保たれることになります。
これは結構ありがたい利点です。

購入方法は海外通販のみ

「SKY LINE」はヨーロッパで販売されているものなので、やはり日本では売っていないと思います。

インターネットで少し探しましたが、日本の店舗では発見できません。だから海外通販一択でしょう。

私は、“wave inn”というショッピングサイトで購入しました。

海外が拠点のショップですが、きちんと日本語表示されるので、特に買い物に不便はありません。

梱包の状態については、商品をプチプチでグルグル巻きにして段ボールに入れ、それを更に灰色のビニール袋に入れて発送されることが多いです。
下の写真は、実際にwaveinnから送られてきた小包です。

waveinnで送られてきた商品の梱包状態

Sky Lineの価格

他の外国の釣り糸と同様に、この「SKY LINE」は日本のラインより安いです。

「2019年6月時点」では、今回使用した「SKY LINE 0.22mm」 300m巻きの価格は948円です。

300m巻きでこの価格は、なかなかコストパフォーマンスが良いでしょう。

発送方法は2つ選べて、一番安い方法ならば、ライン1個なら送料は500~600円です。2~3個でも、送料は700~800円ぐらいでした。

日本の通販の送料とあまり変わりません(商品によって送料は変わります)。

「SKY LINE」には、150m巻き、300m巻き、2000m巻きの3サイズがあります。

スマホでも”trade inn”というアプリがあり、アプリからの購入も可能です。

(このネットショップは、大元は”trade inn“というスポーツ専門オンラインショップで、その中の釣り部門の店が”wave inn“となっています。)

釣り糸以外も、このサイトから購入できます。

海外通販、個人輸入となりますが、興味のある方は一度挑戦してはいかがでしょうか(^_^)

私は20回以上は購入していますし、2週間ほどで届きます。

もちろん小包の追跡番号も発行されるので、郵便局のサイトから配達状況も詳しく確認できます!!