過去に紹介したヨーロッパのラインの太さを実際に測定する

最近の私はヨーロッパで販売されている「asari FLUORO CARBON Coating」ラインをよく使用していました。

パッケージに記載されているラインの強度が強く、自分で行った結節強度テストでも良い結果が出たからです。

そして当ブログでも、そのラインを紹介したことがあります。

 

しかし前回の記事で書いたように、ヨーロッパで販売されている【Sufix】社のナイロンラインは、パッケージに記載されているラインの太さと実物のラインの太さはまったく異なることがわかりました。

Sufix社のナイロンラインはパッケージ記載のライン径より、もっと太かったのです…

そこで今回は、過去に紹介した他のヨーロッパのラインの太さを計測します

紹介したことがある以上、できるだけ真実の数字を調べてご報告いたします。

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「FLUORO CARBON Coating」の太さを計測

FLUORO CARBON Coating」というラインは【asari】というブランドのラインです。

表面をフロロカーボンでコーティングしたナイロンラインと思われ、私も一番愛用しています

また、waveinnというヨーロッパの通販サイトでも、釣り糸で一番高い評価をされているラインです

結節強度が強く、巻き癖もつきにくい、使いやすいラインです。

そして、製造国は日本

ヨーロッパ・ブランドの日本製ラインです。

 

今回もマイクロメーターを使い、測定位置が異なる場所で5回測り、平均を出してラインの太さを調べます。

はたしてパッケージのライン径の数値と、実物のラインの太さの計測値は一致するのか!?

……一致しませんでした(ノ´Д`)

asari fluoro carbon coatingのラインの太さをマイクロメーターで計測

FLUORO CARBON Coating 0.18mmの計測結果
  • 1回目 — 0.204mm
  • 2回目 — 0.205mm
  • 3回目 — 0.204mm
  • 4回目 — 0.205mm
  • 5回目 — 0.204mm

パッケージ記載のラインの太さより、実物のラインは約「1規格」太いです!!

0.18mm(5lb規格)に対して、実物は0.204mm(6lb規格)。

実物はパッケージの数値より1規格太い結果となりました

号数でいえば、「1.2号のラインが1.5号の太さだった」ということになります。

 

念のため、違う太さのものも計測しました。

FLUORO CARBON Coating 0.20mmの計測結果
  • 1回目 — 0.224mm
  • 2回目 — 0.224mm
  • 3回目 — 0.225mm
  • 4回目 — 0.224mm
  • 5回目 — 0.225mm
FLUORO CARBON Coating 0.23mmの計測結果
  • 1回目 — 0.263mm
  • 2回目 — 0.264mm
  • 3回目 — 0.263mm
  • 4回目 — 0.263mm
  • 5回目 — 0.263mm

やっぱり実物のラインは、パッケージの数値より太い……。

日本の釣り糸の標準規格は下記のようになります。

釣糸JAFS標準直径
  • 1.2号 (5lb) — 0.185mm
  • 1.5号 (6lb) — 0.205mm
  • 2号 (8lb) — 0.235mm
  • 2.5号 (10lb) — 0.260mm

つまり「FLUORO CARBON Coating」の本当の太さは、パッケージの数値より号規格で1つ太いことになります。

日本製なのに……。

私個人としても、このラインを一番愛用していたので、この結果は残念です(TдT)

asari社の他ラインの太さを計測

私はasari社の他のラインも所持していたので、ついでにそれらの太さも計測してみました。

どちらも2017~2018年頃に発売されたと思われる、新しいラインです。

asari fx fluoro-lineの太さを測る

FX FLUORO-LINE 0.18mmの計測結果
  • 1回目 — 0.183mm
  • 2回目 — 0.183mm
  • 3回目 — 0.182mm
  • 4回目 — 0.183mm
  • 5回目 — 0.183mm

asari fcxのライン径を測定

FLUORO CARBON FCX 0.18mmの計測結果
  • 1回目 — 0.196mm
  • 2回目 — 0.196mm
  • 3回目 — 0.196mm
  • 4回目 — 0.196mm
  • 5回目 — 0.196mm

最新商品であるこれらのラインは、だいぶパッケージ数値と実物の太さが近い結果になりました。

「FX FLUORO-LINE」は規格通りと言えるでしょう

フロロカーボン100%の「FCX」は少し太いですが……微妙な差(^_^;)

同じメーカーのラインでも、商品によって太さにバラツキがあることがわかりました

ラインの太さが公表数値と一致した「Sky Line」

海外のラインの実際の太さは、パッケージ記載の数字より太いことが常識なのかなあ…?

そう思ってしまいますが、私が所持しているラインの中で、パッケージの記載数値と実物の太さが一致するラインを販売しているメーカーが一つありました(^^)

去年ブログで紹介した【Cinnetic】社の「Sky Line」というフロロコーティング・ラインです。

日本では少ないですが、ヨーロッパではフロロカーボンで表面をコーティングしたラインが多いです(^_^)

「Sky Line」の計測値は、下記のようになりました。

cinnetic sky lineの太さを測定

Sky Line 0.189mmの計測結果
  • 1回目 — 0.187mm
  • 2回目 — 0.186mm
  • 3回目 — 0.186mm
  • 4回目 — 0.186mm
  • 5回目 — 0.186mm

なんと、パッケージの数値より細いライン径が計測されました。

誤差のようなわずかな差ですが、メーカーにはこのような態度で数字を発表して欲しいですね。

ドイツ製のラインも計測

どうせヨーロッパのライン評価するならば、ヨーロッパ製のラインも欲しい。

ヨーロッパの技術大国ドイツ製のライン「INVISIO」があったので、それも計測してみました。

york invisioのラインの太さをマイクロメーターで測定

INVISIO 0.18mmの計測結果
  • 1回目 — 0.200mm
  • 2回目 — 0.199mm
  • 3回目 — 0.200mm
  • 4回目 — 0.200mm
  • 5回目 — 0.200mm

ドイツ製もダメでした(ノ´Д`)

made in Germanyの「INVISIO」も5lb規格の0.18mmでありながら、実物は0.200mmの6lb規格…。

まあ、他のラインよりはマシ…?

まとめ

前回の記事と今回の記事の調査、またブログに書いていないものも併せて、「メーカー5社、ライン11種類」を調べました。

全てヨーロッパで販売されているものです。

しかし、パッケージ記載のライン径と実物のライン径が同じといえるものは、【Cinnetic】社のライン2つ【asari】の「FX FLUORO-LINE」だけでした。

他のラインはパッケージ記載数値より、明確に太いものばかりでした。

 

ヨーロッパの釣り糸は、太さに対しての強度が日本のラインより、はるかに強く書かれています。

自分で結節強度のテストも行い、その結果からもヨーロッパのラインはとても優れていると思い込み、いろいろなラインを購入してきました。

しかし実物のラインの太さをマイクロメーターで計測すると、ほとんどのラインがパッケージの数値より太い……。

それも、誤差とは言い切れない明確な差で(ノ´Д`)

 

太いならば、日本の釣り糸より強くても当然じゃないか……(TдT)

ヨーロッパの釣り糸の強さは幻想でした……。

ヨーロッパのラインを一通り調べたので、次回は日本で販売されているラインの太さが正確かを調べます。

日本の有名なラインの正確性はどうでしょうか……?

 

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