シマノのアルデバランMGLをオーバーホール 【組立編】

この記事では、シマノのアルデバランMGLのオーバーホールの組立工程を解説します。

前回の記事では分解工程を解説しましたが、アルデバランMGLは似たサイズ・形のネジの数が多いことがわかります

特に平ネジは長さが違うだけだと思うので、付ける場所を間違えると後で困る事態になるかもしれません。

慎重に、順番に組立てていきます。



ハンドルなど周辺パーツの組立て

メインの本体を組立てる前に、まずはサイドボディハンドルスプールを組立てておきます。

まずはスプールシャフトにベアリングをはめこみ、リムーバーでピンを固定します。

アルデバランMGLのスプール

サイレントチューンのゴム輪は、端に近い方がスプール内部側でした。

次はサイドボディにベアリングを取り付けます。

サイドボディにパーツとベアリングを取り付ける

サイレントチューン仕様のベアリングは、少しはめ込みにくくなっています。

最後にハンドルノブを組立てます。

組立てたハンドル

ハンドルノブのベアリングには、私は粘度の高いオイルを使用しています。

今回使ったのは、ボアードの「ライトデューティー」です。ボディ内部のベアリングにも、ライトデューティーを使用しました。

中型のメタニウム以上なら、もう少し粘度の高い「247」と混ぜたりします。

レベルワインドの組立て

さて、いよいよメインの組立てです。ますはレベルワインド組からです。

最初にウォームシャフトギアを組立てます。

ウォームシャフトギアのパーツ

白いプラスチックブッシュをベアリングに交換しました。まあ、あまり効果はないでしょうが、気分の問題です(^^;)

ギアをEリングで固定します。私はマイナスドライバーで押し込んではめています。

ウォームシャフトギアの組立て

2枚の座金も忘れずに。

ウォームシャフトギアの準備が出来たので、レベルワインドを組み上げます。

ウォームシャフトギアとレベルワインドのパーツ

座金も多いですね。私のリールでは、ウォームシャフトギアに2枚、ウォームシャフトピンに2枚、Eリングの手前に2枚の座金がありました

レベルワインドパイプガイド棒をはめ込みます。

レベルワインダーとパイプの取り付け

そしてパイプに組み上げたウォームシャフトギアを入れ、Eリングで固定します。

ウォームシャフトギアをEリングで固定する

固定で来たら、ウォームシャフトピンと座金を入れます。

ウォームシャフトピンと座金を入れる

そしてレベルワインド受けでフタをします。

組み上げ後は手でレベルワインドを動かして、動きの途中で引っかかりがないかを確認します。(以前に炎月をオーバーホールした時、レベルワインドが両端に移動した所で引っかかりがあり、調整に苦労しました(^^;)

問題なかったら、レベルワインドガードを付けて完了です。

レベルワインドガードの取り付けが完了

クラッチ組の組立て

次はクラッチ組の組立てです。

最初に本体Aシートを取り付けます。ネジ穴は裏側のスプールにあります。

本体Aシートを固定する

クラッチが稼働する部分なので、表面にグリスをしっかり塗っておきましょう。

そしてクラッチプレートレバーを取り付けます。

クラッチレバーとクラッチプレートの組立て

次から、最近のアルデバラン特有のクラッチ構造です。

アルデバランMGLのクラッチパーツ

まず、クラッチカムクラッチツメを取り付けます。

クラッチの組立てと座金

こんな場所にも小さい座金があるので、忘れないように注意です(^^;)

そして金具とネジで固定します。

クラッチカムとクラッチツメの組立てが完了

この組立て式のクラッチツメの方が軽量なのでしょうか? どうしてこんな仕組みにしたのか不思議です。

クラッチカムとバネをはめ込み、押さえ板をネジで固定します。

クラッチカムを押さえながらネジで固定する

バネの圧力でパーツが吹っ飛ばないように気をつけてください。ネジ穴が裏側にあるので、この作業がやりにくい…(-_-;)。

クラッチ押さえ板のネジ

無事にネジで固定で来たら、クラッチ組の組立ては完了です。パーツの可動域にはしっかりグリスを塗っておいてください。

クラッチパーツの組立てが完了した

ドライブギア軸の組立て

次はドライブギア軸の組立てです。

ドライブギア軸のパーツ

軽量リールであるアルデバランのドライブギア軸は軽いですね(^^)。バスライズのドライブギア軸との重さの違いは、ちょっと持っただけで簡単にわかります。

まずは、軸にピン2つバネを入れギアをはめ込みます。

ドライブギア軸にギアをつける

この白いギアは表面にヘコミがある面と無い面があるので、分解前と同じ向きになるようにしています。一応、ギアの噛み合わせに影響があるかもしれないので…。

ドライブギア軸のネジ

あとは固定板とベアリングを入れ、ネジで固定します。

そして2本のネジでボディに固定して、ドライブギア軸の組立て、取り付けは完了です。

ドライブギア軸の取り付けが完了



ドライブギア・ピニオンギアの取り付け

さて、いよいよメインギアの取り付けです。

ストッパーギアとドラグ座金を取り付けます。ストッパーギアは、角が曲面になっている方が上(ハンドル側)でした。

ストッパーギアの取り付け

あとはドライブギアピニオンギアをを取り付ければ、作業は完了です。

ドライブギアとピニオンギアの取り付けか完了

ボディを閉じ、ハンドルの取り付け

いよいよ作業も大詰め、サイドボディをネジで固定します。

まずはハンドル側に1本目。

ボディの固定ネジ 1本目

裏側のレベルワインド下に2本目と3本目。

ボディの固定ネジ 2本目と3本目

クラッチレバーの下とボディ下部に4本目と5本目。

ボディの固定ネジ 4本目と5本目

ボディのネジ止めができたら、スタードラグ座金やナットを順番に取り付けていきます。

スタードラグバネの取り付け

そしてハンドルを取り付けたら、アルデバランMGLのオーバーホールは完了です。

アルデバランMGLのオーバーホールが完了した

アルデバランMGLのオーバーホール・まとめ

オーバーホールを終えたアルデバランMGLのハンドルを回すと、巻き心地がとても軽くなっていました(^^)。ドライブギア軸にべったりあったグリスを除去し、中粘度のオイルにしたことで軽くなったと思われます。

じつは作業時にギア比7.4のハイギアから、BFS・XGモデルのギア比8.0に交換したのですが、それでも作業前より巻き心地が軽快です。そのうちBFSのエキサイティングドラグも取り付けようかなと考えています。

去年も今年も話題にあがることが少ないアルデバランMGLですが、幅広い軽量ルアーを楽にキャスティングできるので、私は非常に気に入っています!! 2019年は、このアルデバランMGLで良い釣りをしていきたいですね(^_^)。