オリムピック コンパット GCMS-705L

私はいつもバイクを移動手段として、琵琶湖水系でオカッパリをしています。そんなバイクの釣行で便利なのが「パックロッド」

今までいろんなパックロッドを使用してきましたが、バス釣りのスピニングのパックロッドとして私がおすすめするのは、オリムピックの「コンパット GCMS-705L」

軽量リグからハードルアーまで操作しやすいブランクス、高精度なつくり、他のパックロッドをしのぐ軽さ…。「コンパット」は「普通の高性能スピニングロッド」がそのままコンパクトになったようなイメージのロッドです

パックロッド特有のだるさや怪魚系のパワーロッドではなく、ライトゲームを確実にこなせる、プレッシャーのかかった日本のフィールドにピッタリな高性能パックロッドです

この記事では、オリムピックの「コンパット GCMS-705L」の特徴や、実際に使用したからわかる「おすすめ理由」や「不満点」をご紹介していきます。


コンパット GCMS-705Lを買った理由

2017~2018年、私はパックロッドとしては最高峰といえる「ワールドシャウラ ツアーエディション」の「2651F-4」と「2650FF-4」を使用していました。

ワールドシャウラとPEラインを巻いた14ステラ

これらはパワーがあって感度も良いロッドだったのですが、少し不満な点が…。

「2651F-4」はパワーや感度は良いのですが、シャープな2ピースモデルとは使用感覚が別物。ロッドを振ったときの感覚が重く、だるい感じがします。

「2650FF-4」は感度が非常によくシャープ。軽量リグや5gぐらいのシャッドはとても使いやすいロッドでした。しかしトラウトロッドに似たような柔らかさがあり、8g以上のルアーの扱いや、深く潜るシャッドのトゥイッチなどがやりにくい。

どちらも良いロッドなのですが、自分の感覚とは合わず手放すことに…。

私が欲しいパックロッドは、「普通の高性能なバス用スピニングロッド」がそのまま4ピース・5ピースになったようなロッド。バス釣りのスピニングタックルで使う軽量リグからシャッド等の小型ルアー、10gぐらいの少し重めのルアーまで、しっかり扱えるロッドです。

最近は怪魚用など、海外やいろんな魚種に使えるパックロッドが増えていますが、私は「普通のバス釣り」をやりやすいものを求めました。パワーはあってもだるいロッドは使いにくいので…。

またバス釣りに使えるパックロッドは6フィート半ぐらいのものが多いですが、遠投性やパワーを考えると7フィート前後は欲しい。

  • 軽量リグから10gぐらいのハードルアーを扱えるロッドのパワー。
  • ロッドを振ったときの感覚がシャープ。だるくないもの。
  • 7フィートぐらいのロングロッド。

こんな条件に合ったのが、オリムピックの「コンパット GCMS-705L」でした。

コンパット GCMS-705Lのスペック

まずは、簡単にメーカーのカタログスペックを紹介します。

GCMS-705L
  • 全長 : 2.14m / 7ft
  • パワー:Light
  • アクション : Regular-Fast
  • 重さ : 88g
  • 仕舞寸法:50.5cm
  • ルアー:Max10g
  • ライン:ナイロン4-8lb / PE Max1.0号
  • 定価:37,000円

コンパットシリーズは2017年の秋頃から発売されている、オリムピックのパックロッドです。スピニングが3種類、ベイトが1種類あります。

数年前はバス・シーバス・メバルなどのそれぞれの専門ロッドの中で、個別に「○○コンパット」というパックロッドを販売していました。それがリニューアルされて、一つのシリーズになったようです。

付属品

専用の「ロッドバッグ」と、「ティップカバー」「ゴムベルト」が付いてきます。

コンパットのロッドバッグなどの付属品

コンパットの特徴は「軽量」

かなり軽量な、7フィートLパワーのスピニングロッドです。7フィートで5ピースのパックロッドで、88gという軽さは他になかなかありません。

一応計測をしてみました。

コンパット705Lの重量を計測 89g

私の計測でも89gだったので、ほぼカタログスペック通りです。

軽いブランクス

ブランクス素材については専門的なことなので、オリムピックの公式カタログから説明を引用します。

ブランクマテリアルに採用したの低レジン極薄カーボンプリプレグ厚巻き製法。軽量かつ高感度、高剛性にすることに成功。また新たにマンドレルテーパーを設計し直すことにより、継数の多さを感じさせないベンディングカーブに。グリップ部には「ライトウェイトグラファイトクロス」により軽量でありながら必要強度を確保。

出典:OLYMPIC FISHING CATALOGUE 2019

継部のスレッドレス化

「コンパット」の継部は全てスレッドレス化されています。

スレッドレス化されたジョイント部分

糸を巻いてエポキシでコーティングする従来のやり方ではなく、平織りカーボンで整えられています。細かい所ですが、こういうところに軽量化の努力があります。見た目もスッキリしていてカッコイイ。

継ぎ目の種類は「印籠継ぎ」です。高精度で、抜き差しする時に「ポンッ」という音がしっかり鳴ります(^^)

コンパットの印籠継ぎ

継ぎ目の精度が悪いパックロッドを振ると、継ぎ目からカチャカチャ音が鳴ったりしますが、私のコンパットではそのような音鳴りはありません。

日本製の商品として、しっかり高精度に作られています。

日本製

ガイド

ガイドの種類は「チタンフレームSiC-Sリングガイド」

コンパットのチタンフレームのSICガイド

「SiC-Sガイド」は、多くのロッドで使われているSiCリングの進化系で、従来のSiCリングより薄く軽量になっています。


コンパットをおすすめできる理由

1:キャスティングのしやすさ

「コンパット 705L」では、1.8gのスモラバから10gのハードルアーまでを使用しています。テストした1.8gのスモラバから10gのハードルアー

軽い1.8gスモラバから5gのシャッドを、しっかりロッドの曲がり・しなりを感じてのキャストが可能。10gルアーのキャストの時は少し大きめにしなる感じがしますが、それでもブランクスのしなりにのせ、反発力で飛ばすことができています。

2:軽量リグからハードルアーまで操作しやすいブランクス

私的に一番大事である「軽量リグから10gプラグの操作性」ですが、今まで使ってきたスピニングロッドと比べても、高い満足を得ています。

軽いルアーもキャスティングしやすいブランクスですが、それでいて約2.5m潜るレアリスシャッド62DRを遠投して一番深く潜らせ位置でのトゥイッチングもできるブランクスパワーもあります。

先端からベリーの上部まで少し曲がりながらトゥイッチングできるブランクスの硬さ。ULでもMLでもない硬さ、先端からわずかにベリーまでしなる「レギュラーファスト」のテーパー。

「コンパット705L」で最も気に入っている点が、このブランクスの張り・硬さ具合です。硬すぎず柔らかすぎないブランクスの硬さで、私の好きなシャッドやミノーのただ巻きやトゥイッチがイメージ通りにできます!!(^_^)

スペック上限の10gのサスペンドシャッドのロッドワークも大丈夫。

重さ10gで約2mまで潜るサスペンドシャッド「カムシンDR」も「コンパット 705L」で使っていますが、約2m潜らせてのトゥイッチも、しっかり動かせています。スペックの上限である「ルアー10g」もしっかり扱うことができます。

ジップベイツ カムシンDR マッドチェリー

コンパットの不満点

実際に私がコンパット705Lを使用して感じた不満点も、3つ紹介します。

1:少し先重りを感じる

私はワールドシャウラのパックロッドの使用経験もありますが、それよりも先重りがあるように感じました。

14ステラ2500Sと組んで、大体ロッドバランスが平行になる位置が、下の写真です。

コンパット705Lに14ステラ2500Sをのせた時のバランス

ロッドの重さが約88gと非常に軽量ですが、軽量化のためにグリップ部分もたぶん軽くなっています。いくら全体が軽くても、ロッドグリップ部分も軽いから、結果として少し先重りを感じるのかもしれません。

とはいえ、しばらく使っていると「こんなものかな」と慣れてきました…(^^;)。

2:感度は良いが、最高ではない。

ブランクスの曲がりについてはワールドシャウラ・ツアーエディションの「2651F-4」「2650FF-4」の2本より、コンパットの方が好きです。しかし、感度は「ワールドシャウラ ツアーエディション」の2本の方が少し良いかなと感じました。

もちろん普通のロッドとして感度は良いのですが、振動が弱い微波動シャッド「レアリスシャッド 59SR」を巻いていると、

「う~ん……ワールドシャウラの方が振動のプルプルをしっかり感じ取りやすいかなあ…(ノ´Д`)

という感想がでてきました。

3:自転車・バイク釣行ではロッドバッグが不便

専用のロッドバッグがあるのことは良いのですが、5ピースを個別に収納できる布ケースが無いのが残念。

バイク釣行の時、バイクのイス下の収納にロッドバッグが入らないため、リュックにロッドバッグをいれておく必要があります。バイクに引っかけておくだけでは、盗まれそうなので…。専用のロッドバッグは、できれば折りたためるようなものが良かったです。

釣行時にロッドバッグが邪魔になるので、私はいつも釣行出発前に2ピースの布製ロッド袋に入れて持って行っています。

まとめ

「コンパット GCMS-705L」は、「バス釣り用の高性能スピニングロッド」がそのまま5ピースになったようなロッド。パックロッド特有のだるさもなく、スピニングタックルでのバス釣りをどれもこなせるロング・バーサタイルロッドとして愛用しています。

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最近のオリムピックはバス釣り業界の中では影が薄いですが、バス釣りをオカッパリで楽しむスピニングロッドとして、この「コンパット GCMS-705L」は非常にオススメです!!