「欲しいリールがあるけど、新品は高いんだよなあ。メルカリやヤフオクに出品されてる中古リールは安くて買えそうだけど、ネットの中古品ってどうなんだろう?」

フリマアプリでの売買も盛んな今、こんな悩みを持っている人も多いのでは?

この記事では、ヤフオクやメルカリの中古リールを20台ほどオーバーホールした経験を持つ私が、ネットで買う中古リールの注意点について、経験談から解説します。

記事の内容
  1. 中古リールの外見の注意点
  2. 中古リールの中身の注意点
  3. 「シャリ感がある」リールってどうだった?

(内容はベイトリールが多いですm(_ _)m)

私は釣りをするのと同じぐらい(それ以上かも(^^;))リールをオーバーホールすることが好きです。

自分のリール以外にも、他の人のリールのオーバーホールも行っています。ヤフオクのアカウント持っていない友人の代わりに落札して、そのリールのオーバーホールをしたりなども…。

そんな私だから、「ネットの出品画面の写真・説明文」と、「実際に届いたリールの外見と中身の状態」のギャップなども見てきました。

インターネットで販売されている中古リールの外見や中身の状態について、私が購入・オーバーホールした経験から紹介していきます。

(私が作業したリールの中古リール価格は、相場の平均か少し安めがのリール多いです。)


中古リールの外見の注意点

結論を言うと、商品販売ページの写真や説明文でイメージした外見より、実物の外見の方が悪かったことが多いです(-_-;)。

予想よりキレイだった…というのは10台に1~2台かな?

購入前のイメージ外見と実物のリールの外見にギャップができる一番の原因は、写真にリールのキズが写っていないこと。

しかし、これは出品者がキズの部分の写真を撮っていない、という意味ではありません。

いちどリールの写真を撮影すれば分かりますが、リールのキズは写真に写りにくいのです!!

写真にキズが写らない

出品者がしっかりキズがある部分を撮影していても、撮り方によってはキズは見えないものです(^^;)

実際に13メタニウムを、距離・角度・光の当たり方を変えて、私のスマホで3枚写真を撮ってみました。

下の写真が、光を背にしてリール全体を写した写真。キズはほとんど見えませんよね?

中古リールのキズが見えにくい写真

そして次が、キズが見えやすいように光を当てて近距離で撮影した写真。

中古リールのキズが見える、至近距離で撮った写真

近距離+光をあてた写真では、点々の丸いキズが複数見えますね。普通に抉れている丸いキズが点在しています。

さらに光のあたる角度を変えて撮影します。

中古リールのキズを、光の角度を変えて見えるよう撮影

2枚目の写真でも見えなかった線状のキズが見えます。

このように、写真の撮り方によってキズの見え方が大きく変わります。

「小傷が少しあります」という商品説明と1枚目の写真をだけだと、

「キズがほとんどない美品だヽ(‘ ∇‘ )ノ 

と思うかもしれません。

しかし、購入後に届いた実物を見ると、

「そこそこキズあるじゃん…(ノ´Д`)

というギャップがうまれるわけです。

中古店舗で実際に見て買う時は、こんなギャップはおきないのですが、ネットで買う時は「写真に写りにくいキズ」のことを注意しておく必要があります。

メルカリで買う時の注意点

キズが見えにくい写真
  • 遠くからリール全体を写した写真
  • 暗く写っている写真
  • キズの部分をアップで撮った写真がない

写真の注意点3つが一番そろった販売ページが「メルカリ」ですね(^_^;)。

メルカリは「気楽に個人取引」できるマーケットなので、上記の3点がそろったような写真が多い。掲載枚数も少なく、2~4枚のページが多い。

(もちろん、しっかり撮影&説明している人もいますが…)

インターネットでの中古販売として「ネットショップ」「ヤフオク」「メルカリ」がありますが、やはり経験上の信頼できる順番は、

  1. ネットショップ
  2. ヤフオク
  3. メルカリ

という順番になります。「メルカリ」が一番ガッカリすることが多い…。(しかしメルカリが一番安く買いやすい)

中古ショップは「撮影BOX」などを使ってリールを撮っている店が多く、リールの状態をしっかり伝えようとしてくれています。

店によっては10枚以上の写真を掲載していますし、クレームを防ぐためにも必要なのでしょう(タックルベリーは少ないけど…)。

ヤフオクは両者の中間ですね。

キズの有無にこだわる人は注意!!

写真にキズは写りにくいので、現物を見た時にイメージより多いキズにガッカリすることがあります。

これを防ぐことは難しいので、インターネットでの中古購入では、キズについては妥協する気持ちが必要です

スピニングリールの場合、スプールのフチやべールアームなど、キズの有無が重要なものもあります。そういう時は質問などでしっかり聞いた方が安全です。

中古リールの中身の注意点

以下は主にベイトリールの中身の注意点になります。

パーツの組み方が違うリールがある

オーバーホールがやりやすいからか、またはハンドル交換などのカスタムをする人が多いからか、ベイトリールは分解した形跡があるリールをよく見かけます。

それ自体は良いのですが、時々組み方が違うリールがあります(^-^;

多い事例は、下の3つ。

  1. スタードラグ周辺の座金
  2. なぜかハンドルナットがゆるゆる
  3. ボディのネジの位置

特に座金の順番・向きが違うリールは3~4台に1台ぐらい見かけます

これは私だけでなく、ブログでベイトリールのオーバーホールをした人の多くが書いていることですが、スタードラグ下に2枚ある「メインギア座金」は互い違い<>になるように入れます。

座金の正しい向き

写真のように、<>の形で真ん中に隙間ができます。

向きが違っていても使う事はできるのですが、スタードラグを締めるときに違和感があります。

他にハンドルナットがゆるゆるだったリールが3~4台経験しましたし、メインフレームとサイドボディを閉じるネジの位置が違ったり…他にもいろいろ。

それでもリールは動くのですが、組み方に疑問があるベイトリールは時々見かけます(^-^;

ベアリングが傷んでいる可能性がある

2019年現在ではカタログ落ちしたベイトリール、例えば今でも流通が多い13メタニウムなどは、ベアリングがゴリゴリだったり錆びていることがよくあります

メタニウムなんかはベアリング数が多いので、どこかは傷んでいますね。

ボディ内部のベアリングが傷んでいるのは分かりますが、一番メンテナンスしやすい「スプールを支持する両端のベアリング」もけっこう傷んでいることが多いです…。

パーツが傷んでいる場合がある

私が中古の13メタニウムをオーバーホールしている時、いくら調整しても巻き心地が改善しない個体がありました。

ベアリングを変えたり、ギアを変えたりしても、巻き心地が良くならない…。

悩んでいる時、クラッチレバーと本体の間の隙間が数ミリある…。これ、クラッチプレート曲がってない?

クラッチプレート

クラッチプレートを別の物に交換すると、巻き心地が極上のいヌルヌルになりました(^^)

クラッチプレートが曲がっていたから、巻き心地が悪くなっていたんですね

このように内部のパーツが歪んで巻き心地が悪くなっているリールも、運が悪かったらあたります。

(内部パーツが歪んでいたことは、20台ほど作業した中で1台だけです。めったにありません。)


「シャリ感がある」リールってどうだった?

よく中古のベイトリールの状態説明で「シャリ感がある」というものがあります。

そういうリールを巻くと、たしかにヌルヌル感、グリスの感触を感じ取れない。私的には「カリカリ…」「カラカラ…」という巻き感ですね。

シャリ感のあるリールの購入・オーバーホール経験も数台ありますが、私が作業したものはオーバーホールすると直りました(^^)。

シャリ感は清掃とグリスアップで直る

シャリ感があるリールは、だいたいグリスが少なくなっています。

グリスが少ないドライブギア

キレイだけど純粋にグリスが少ないものから、内部やギアが黒く汚れているものなど。

しかしキチンと清掃して新しいグリスを塗れば、巻き心地は改善します。

(私は完全分解してオーバーホールしているので、もしかしたらベアリング等が原因だった個体もあったかもしれませんが…(^^;)

「全てが直る!!」とまでは断言できませんが、私がオーバーホールした「シャリ感あり」と説明されていたリールは全部直っています。

「ゴリ感がある」リールは?

「シャリ感」と似たような言葉で、「ゴリ感がある」と説明されるリールもあります。

私は商品説明に「ゴリ感がある」というリールは避けるようにしています(-_-;)。

その理由は、過去に2台「ゴリ感がある」リールに挑戦するも直らなかった経験があるからです。

その1台が、過去のオーバーホール記事にある12カルカッタ。オーバーホール後はまだマシだったのですが、すぐに巻き心地が悪化。再調整してもあまり変わらず…。

この12カルカッタは内部に砂か塩、ギアには青錆びなどがあり、当然作業前の巻き感は悪い。もう1台も、ギアに錆など同レベルのダメージがありました。

分解・オーバーホールしている時も「たぶん無理だな…(ノ´Д`)」と内心で思える状態。

こういうリールはグリスやよごれではなく、ギアやフレーム自体にダメージがあって、パーツ交換などをしないと直らないと思っています。

このように直せなかった敗北経験があるので、それ以降は「ゴリ感がある」という説明のリールは避けています。

もちろん全ての「ゴリ感」リールの状態が、ここまで悪いとは限りませんが…。ベアリングが原因だったら交換で直るんですけどね。

まとめ

私の中古リールの体験を紹介してきましたが、悪かったことがばかり書いてしまいましたね(^^;)

もちろん素晴らしい状態のリールもありましたし、そもそも

  • 発売して1~2年のリールor型落ち品か
  • 価格が高い美品or価格が安い傷アリ品

などの条件によってもリールの傾向は変わります。

そして良い状態だった商品は、やっぱり発売して新しいリールか、価格の高いリールですね。

私が「超美品」や価格が平均より高めのリールばかり作業していたら、感想は少し変わるでしょう。

しかし、今まで実際に購入とオーバーホールがしてきた感想を一言で正直に言うならば、「これは使う前に1回オーバーホールした方が良いな…」と思うリールの方が多いです(特にベイトリール)

カタログ落ちの少し古いベイトリールは、「せめてドライブギアとピニオンギアの清掃とグリスアップぐらいはしないと、すぐに傷みそう」と思うリールが7割ぐらい

逆に言えば、オーバーホールができるならばインターネットの中古リールも怖くありません!!

むしろ汚れて巻き心地も悪くなっているリールを復活させることが楽しい♪

ネット販売だけでなく、フリマアプリで気軽に個人取引できる時代。オーバーホールができるようになれば、インターネットの中古リールをより有効に活用できます。