
私はラパラのバルサ製ルアーを愛用しています。
とくにシャッドラップには沢山の思い出があり、今年の初バスもシャッドラップで釣りました。
中古ショップ等で、ラパラの古いフィンランド製のバルサルアーを発見すると、思わずニヤリと笑ってしまいます。
しかし、古いバルサ製、つまり木製のルアーの場合、フックを付けるアイ部分が劣化している場合があります。
穴などができていて、すぐに水が浸み込んでいきそうに見えるルアーもあります。
物によっては、数十年前に作られたルアーになりますしね。
私はお気に入りのルアーを長く使い続けたいので、浸水による劣化を防ぎたい。
そのためにバルサ製ルアーを使う前にしていることが、エポキシ接着剤でのコーティング。
バルサ製ルアーの愛部分に、エポキシ接着剤でどのようなコーティングをおこなっているのかを、ご紹介いたします。
アイ部分の気になる隙間
ラパラのバルサ製ルアーは、下地処理やホイルフィニッシュ、表面のコーティングでしっかり覆われています。
しかし昔から私が気になっていたのが、バルサ製ルアーのアイ部分にある隙間。
上の写真のものはマシな方ですが、古い中古ルアーはもっと大きい穴や隙間があったりします。
細かいことが気になる私は、この部分から中のバルサへ浸水していかないか、不安になってしょうがない。
他に、ベリー部分のフックアイ。
そして、古いルアーの場合は、リップの差込部分にも隙間があったことがあります。
もちろん何十年も世界で活躍しているラパラのルアーなので、普通は浸水しないでしょう。
しかし古い中古ルアーの場合は、やはり劣化でアイ部分などに割れ目や隙間があることは否定できません。
まあ、ボロボロになっているルアーでも釣れてしまうのが、ラパラのすごいところですが。
それでも細かい事を気にする性分の私としては、そんな部分から浸水してバルサボディが劣化したり、ルアーの泳ぎが悪くなってしまうのではないかと、心配が尽きません。
ならば、自分で隙間部分をコーティングしようと考え、現在行っているのがエポキシ接着剤でのコーティングです。
瞬間接着剤よりエポキシ接着剤がオススメ
初めてアイ部分を接着剤でコーティングをする時、私は瞬間接着剤のアロンアルファを使いました。
しかしアロンアルファでアイ部分をコーティングすると、なぜか周囲の部分から白い粉が発生します!
変な化学反応を起こしたのか分かりませんが、アロンアルファでコーティングした複数のラパラのバルサルアーから、白い粉が噴出してしまいました。
そこで別の接着剤を探し、現在使っているのがエポキシ接着剤。
私は2種類の溶剤を混ぜて使うタイプを使用しています。
エポキシ接着剤でコーティングすると、変な白い粉も発生しませんでした。
エポキシ接着剤を爪楊枝で塗りこむ
私なりのコーティングの仕方を説明します。
まずはエポキシ接着剤を混ぜ合わせます。
混ぜたり塗ったりするのには、爪楊枝が便利です。
そして、フックをつけるアイ部分や、リップの付け根にも薄くエポキシ接着剤を塗ります。
エポキシ接着剤が乾燥すると、下の写真のような感じになります。
乾燥後にコーティングが薄いなと思った時は、2度塗りを行ったりします。
長くルアーを愛用するために
ハードルアーの良いところは、何年も使い続けることができること。
根掛かりなどで失くさない限り、ずっと愛用することができます。
バスの歯型が沢山ついたハードルアーなどは、思い出のつまった勲章です。
しかし古いバルサルアーは劣化して内部に浸水すると、泳ぎが変わったり腐食してしまうかもしれない。
それを防ぐための、エポキシ接着剤でのコーティングです。
少なくとも、何もしない状態で使うよりは、長持ちするはずです。
古いバルサルアーの穴・割れ目が気になる方は、一度エポキシ接着剤でのコーティングを一度お試しください。