ボアード オイル グリス

私がリールのオーバーホールをする時、使用する全てのオイルとグリスはBORED(ボアード)というメーカーのものです。

過去に他のメーカーのオイルやグリスを試してきましたが、現在はBOREDのオイルとグリスだけを使用しています

なぜBOREDだけなのか?その理由は3つ。

BOREDを使う理由
  1. 低粘度から高粘度までのオイルとグリスが揃っていること。
  2. 100%化学合成油なので耐久性が良く、長持ちすること。
  3. 発売された商品のバージョンアップがあり、改良が続いていること。

またオーバーホールをする中で様々なオイル・グリスを使用してきましたが、BOREDのケミカル製品が一番長期にわたって油膜が残っています。
耐久性を重視する自分としては見逃せない点です。

この記事では、BORED製品の魅力や、私が使用しているケミカルと使用箇所などをご紹介します。

私がBORED(ボアード)のケミカルを選んだキッカケ

BOREDは自転車のオイルチューンやベアリングからスタートした会社。
今は自転車・釣具・スケートボードなどのオリジナルオイル・グリス等を製造販売しています。

そんなメーカーの製品を選んだ理由は、主に下記の3点です。

いろんな粘度を選ぶことができる

低粘度から高粘度まで、幅広い粘度のオイル・グリスが揃っている点が魅力です。

BOREDの複数の粘度のオイル

ベイトリールのキャスティング飛距離を伸ばすため、スプールシャフトのベアリングに注すサラサラなオイルは沢山あります。
しかし中粘度・高粘度のオイルも揃えているメーカーは少ない。

BOREDは低粘度なオイルから液状グリスと言える高粘度のものまで揃っています
もちろんグリスも粘度を選択することができます。

100%化学合成油だから耐久性が高い

BOREDのオイルは100%化学合成油です。鉱物油との混ぜ物ではなく、100%の化学合成油!

化学合成油は温度変化に強く、耐久性が高い。つまりオイルの効果が長時間持続するわけです。
リールに注したオイルがすぐに揮発したり水に流されたりせず、長時間優れた性能を発揮してくれます。

BORED製品はバージョンアップが多い

BORED製品のいくつかは、発売後もバージョンアップした改良版に更新して販売されています。

例えば「ALPHA」というグリスは、

「BSLG」という旧製品「ALPHA」にリニューアル(2018年)ALPHA(アップグレード版、2019年)ALPHA(マイナーチェンジ、2020年)

というように改良が続いています。

グリスのBSLGとTHETA

進化を止めず、常に最高のオイル・グリスを追い求める姿勢に好感を持ちます。
(逆に言えば、買った商品が古くなる…。私のALPHAは2018年の旧版です(泣)。)

私が使用しているBOREDのオイル

私が主に使用しているグリスは、

  • KRAKEN(クラーケン)
  • GOLYAT(ゴリアテ)
  • LIGHT DUTY(ライトデューティー)

の3つです。

この3つのオイルは、それぞれを混ぜて粘度調整しての使用もできます。

KRAKEN(クラーケン)

【BORED】オイル / KRAKEN
税込価格:2,450円
推奨用途:低荷重スプールベアリング、低荷重ハンドルノブベアリング、スプールシャフト、ラインローラー等

KRAKEN(クラーケン)は、BOREDで最も低粘度なオイルです。
私はベイトフィネス系リールのスプールベアリングやスプールシャフトに使用しています。
「できる限りサラサラでベアリングの回転を妨げないオイル」が欲しい人にはKRAKENが合うでしょう。

ボアード クラーケン オイル回転や巻きの軽さにこだわるなら、GOLYATでなくKRAKENがメインのオイルになるでしょう。
オリムピック ヴィゴーレ GVIC-562ML とアルデバランBFSアルデバランBFSのスプールベアリングスピニングリールのシャフトなど、軽い力での回転にこだわる場所に使用しています。

GOLYAT(ゴリアテ)

【BORED】オイル / GOLYAT
税込価格:2,450円
推奨用途:低荷重スプールベアリング、低荷重ハンドルノブベアリング、スプールシャフト、ラインローラー等

GOLYAT(ゴリアテ)は低粘度の万能系オイルです。
メタニウムやアンタレスなど、中型ベイトリールのスプールベアリングやシャフトに使用しています。
またシマノのリールの場合、SVSインフィニティのブレーキパイプにも使っています。ブレーキパイプの油膜が長持ちしますよ。

ボアード ゴリアテ オイルどのBOREDオイルを使用するか悩んだら、最初の1本にオススメできる万能オイルです。
19アンタレスのスプールベアリング一般的なオイルの粘度にあたるのが、このGOLYAT。日常のメンテナンスでの使用頻度が一番高いオイルです。

LIGHT DUTY(ライトデューティー)

【BORED】オイル / LIGHT DUTY
税込価格:2,450円
推奨用途:高荷重スプールベアリング、高荷重ハンドルノブベアリング、ウォームシャフト、摩擦摺動パーツ全般

低粘度ではあるが、少しトロッとした粘りを感じられるオイルです。
ハンドルノブのベアリングや、リール内部のベアリングなど、油膜を長く維持したい場所に使っています。

ボアード ライトデューティ オイル超軽量の回転・動作よりも、長期間シルキーに稼働して欲しい場所にはLIGHT DUTYがオススメです。
ベアリングに交換した、スコーピオンMGLのドライブギア軸水に濡れやすいハンドルノブや、頻繁にオイルを注せないリール内部のベアリングに、よく使用します。

私が使用しているBOREDのグリス

私が主に使用しているグリスは、

  • THETA(シータ)
  • ALPHA(アルファ)
  • DELTA(デルタ)

の3つです。

BOREDのTHETAとALPHAとDELTA

この3つのグリスの共通点は、「耐久性が高い”全天候型グリス”」だということ。
BOREDのグリスで最も高い「耐久・耐水・耐熱・防錆性能」を持ち、油膜の強度が非常に高い。
ギアが高速回転しても飛び散りにくく、リール内に水が進入しても流されにくく、長期間性能を発揮するグリスです。

また、THETA・ALPHA・DELTAは全て「ウレア系」のグリスです。
同じ素材なので、それぞれのグリスを混ぜて粘度調整するなど、マニアックな使い方も可能です。

それでは、3つのグリスを個別に解説します。

THETA(シータ)

BORED グリス / THETA
税込価格:1,450円
推奨用途:マイクロモジュールギア、メインギア、ピニオンギア、ウォームシャフト、ドラグワッシャー等

BOREDのウレア系グリスの中で”低粘度”にあたるのが、この「THETA(シータ)」です。
粘度はちょう度0に相当。ベイトリールならウォームシャフトギアやクラッチカムなどの可動部、スピニングリールならメインギアやドラグ座金に使用しています。
注目したい点は、低粘度グリスでありながら中・高粘度のALPHA・DELTAとほぼ同等の耐久性を持っていること。
軽い巻き感が好みなら、ドライブギアにもTHETAを使いましょう。

BOREDのグリスのTHETA(シータ)トロッとした感じの、低粘度なグリスであるTHETA。
THETAのグリスを使用するクラッチやウォームシャフトギアクラッチカムやツメの可動部、ウォームシャフトギア等の小さいギアに使用しています。

ALPHA(アルファ)

BORED グリス / ALPHA
税込価格:1,650円
推奨用途:マイクロモジュールギア、メインギア、ピニオンギア、ドラグワッシャー等

BOREDのグリスの中で、平均的な”中粘度”のグリス(ちょう度1)。
過去に発売されていた「BSLG」というグリスの改良版であり、更に2019年末に”リチウム系グリス”から”ウレア系グリス”バージョンアップ!耐水性・耐熱性が更に向上した。
DELTAと同じウレア系になったので、グリスを混ぜて粘度調整することも可能になっている。
バス用ベイトリールのドライブギアやマイクロモジュールギアのグリス切れに悩む人は、このALPHAがピッタリです。

ボアードのグリス アルファ私のALPHAは旧モデル。潤滑性能に優れているが、耐久性では新モデルに劣る。
メタニウムMGLのドライブギア グリスが少ない一般的サイズのベイトリールなら、メインギアに塗るのはALPHAがオススメ。

DELTA(デルタ)

BORED グリス / DELTA
税込価格:1,850円
推奨用途:マイクロモジュールギア、メインギア、ピニオンギア、ドラグワッシャー等

中粘度の「ALPHA」より1ランク粘度が高いグリス(ちょう度2)。
中型~大型のベイトリールのメインギアや、海用の大型スピニングリールのギア・ドラググリスへの使用が適しています。
しっとりとした巻き感が好きな私は、ベイトリールのドライブギア・ピニオンギアにDELTAを使用している。
グリス切れしやすいシマノのマイクロモジュールギアにピッタリ!

ボアードのグリス デルタDELTAの粘度は、公式で”クリームチーズ”と例えられている。
ドライブギアとピニオンギアの取り付けが完了私はしっとりとした巻き心地が好きなので、ベイトリールのドライブギア・ピニオンギアにはデルタを主に使用している。

廃盤になってしまった商品

私が現在も使用しているが、すでに廃盤になってしまったオイル・グリスを簡単に解説します。

247

ボアード 247 オイル

中粘度の高性能オイル。ここまでくると、ドロォッとしていて粘度の高さをしっかり実感します。

「247」はリール内部のベアリングやハンドルノブのベアリングに使用します。
中粘度といえども、新品時のグリスが中に入ったベアリングよりは、仕上がった後の巻き心地は軽いです。

もう少し粘度を落としたい時は、「LIGHT DUTY」と混ぜて使用しています。

LDG

ボアード LDG グリス

BOREDのグリスの中で一番柔らかい、ちょう度0号以下の超低粘度グリスです。
ウォームシャフトのギアや内部表面に保護目的で使用していました。
長く販売されていた定番商品でしたが、2021年に廃盤になりました。

THG

ボアード THG グリス

LDGより少し粘度が高いが、こちらもちょう度0号以下の超低粘度グリスです。
スピニングリールのメインギアや、ベイトフィネス系のリールのメインギアやドラググリスとして使用していました。
THGも定番商品でしたが、2021年に廃盤決定。

10グリス

ボアード 10 グリス

BOREDとプロショップの10minutesさんのコラボグリスです。
非常に耐久性が高いグリスで、ベイトリールのドライブギアとピニオンギアに使用していました。
このグリスは、タフなリールに仕上げたい人にオススメ。

琵琶湖でデカバスをガンガン釣って、Youtubeに動画をアップされている徹之介さんの12アンタレスを、私は何回かオーバーホールしたことがあります。
長期間良い巻き心地をキープしたいという要望があったので、オーバーホールするごとに違うグリスを試して、その感想を聞きました。そして、最も滑らかな巻き心地が長期間保たれたのが、この「10」グリスでした

私がBORED製品を使うきっかけになったグリスですが、最近はSOLD OUTが長い…。廃盤になったのかな?

選択の幅広さと強い油膜で、理想のリールに仕上がる

リール用のオイルやグリスはたくさん出ています。
私は全てのメーカーを試したわけではないですが、どのメーカーも商品説明ではすごい性能を謳っています。

ただ、色んな粘度のオイルやグリスでリールの仕上がりを調整したい方や油膜の耐久性にこだわる人には、BORED製品をお勧めします

グリスの油膜も強く、シマノのマイクロモジュールギアに塗るのもピッタリ!!

私の16アルデバランBFS XGもBOREDのケミカルで仕上げています。
このベイトフィネスリールで2mダイバーのクランクもゴリゴリ巻いていますが、現在も滑らかな巻き心地を維持しています。

BORED製品は1つ買うと、違う粘度のアイテムも買いたくなってしまう魅力がある商品です。